これからのと言うのは、二人ともシニアになって、何かを追い求めるには体力も時間もだんだん少なっている現実に、何かをする可能性を考えればその数は指折り数えられるということです。
もちろん、お金の問題も大きいでしょう。
そういう話の中で、管理人さんが口にするようになったのは、「パートナーが欲しい」という言葉です。
管理人さんは、確か僕より二歳くらい年上だと思いますので、68歳くらいでしょうか。
前の職業は、洋服の仕立てた屋さんの接客をしていたと聞いています。デパートにはいっていたお店なので、顧客もお金持ちの人が多く来店されていてみたいで、今でも身のこなしが違います。
しかし、勤めていたお店がデパートから撤退するときにリストラにあい、同時期に離婚したようです。離婚の原因の一つにリストラによる収入減もあったようです。
それから何年経っているでしょうか。
僕は、それならお茶飲み友達を希望しているんですかと聞いたら、ちゃんとした一対一のお付き合いがしたいとはっきり言います。
管理人さんの愛読書が恋愛物は渡辺淳一ですというくらいですから、なんか拘りもあるのかも知れません。
歴史書は司馬遼太郎(こんな字だっけ?)、純愛物は宮本輝、哲学物は養老孟司とこだわりがある管理人さんなので、僕はただ「へ~」と聞いているだけです。
「パートナーが欲しい」という言葉に僕はただただすごいなと思います。
出会いとか別れとかは、ものすごい大きなエネルギーを必要としますし、ましてや行動範囲の狭まったシニア個人にとっては、そのきかっけを求めて自ら動かなければならないはずです。
女房に言わせれば、僕のようなお茶のみ相手に「パートナーが欲しい」と打ち明けるのは、よほど親しいか深刻に考えれているかのどちらかだねといいます。
とすると、特別の親しさはないから、深刻なのでしょうね。
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