改めて言うのもなんですが、沢尻エリカのファンです

沢尻エリカを見ていたのはもっと前だったのかも知れませんが、女優沢尻エリカを見たのはテレビで放映された『パッチギ』という映画がはじめてです。

日本にある朝鮮人学校に通う女子生徒の役でした。確かな情報ではありませんが、彼女自身も在日だとネットで書かれていたような記憶があります。

女子生徒としての初々しさだけでなく、(役としての)在日朝鮮人として暮らす若者という微妙な立場も加わり、映画での在日の彼女に恋する青年が相手である沢尻エリカにどこまで踏み込んでいけばいいのかというもどかしさとともに、その不安定な感覚が伝わってきました。

それは、青年時代という個人としての関係性とともに日本と朝鮮の関係性とも重なってくるように思えてくるものです。

とにかく、その時の沢尻エリカは抜群によかった。

今回の逮捕は、裁判までいかないとはっきりしないのですが、もし、彼女が薬物をやっていたと仮定すると、彼女は女優という職業を選んだのではなく、女優になろうとした結果ではないかと推測します。

それは日本の文学が明治以降、自然主義派として「私小説」文学をもって欧米文化に追いつこうとしたように、表現を目指すものが陥る陥穽がそこにあるように思います。

表現するということと自分の主体は本来別物なのですが、かと言って全き別物の自分がそこにいる訳でもありません。表現者である自分と日常の自分は、相互に干渉しあうのです。そこをどう棲み分けるのかが問題なのです。
凡庸になるのか先鋭的になるのかの微妙な分水嶺も見えてきます。

凡庸に言えば、女優は役を演じて女優になるのですが、沢尻エリカは若すぎた故に、日常的に<女優になる>ことをもって女優を目指そうと考えたのではないでしょうか。

僕はそんな気がします。

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