宮沢賢治と吉本隆明

まず吉本隆明という人を知っているかという事があります。 彼への評価は極端に分かれます。それは彼がする政治的社会的な発言を捉えてそうなる傾向があります。 原子力発電しかり、オウム真理教の麻原彰晃しかりです。 僕自身は高校生の時に彼の著書や雑誌(「試行」という自主出版の雑誌です)に触れたことで興味を持ちました。 ただ、簡単な言葉で語ろうとしていますが、非常に読みにくい著書というか、我…

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修羅と廃人

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を65歳にしてはじめて読んだと書きましたが、その際他の作品も読んでみました。 「春の修羅」という詩の中に<おれはひとりの修羅なのだ>という詩句が何度も出てきます。 ここでいう<修羅>とは仏教用語の阿修羅のことでしょう。 広辞苑:古代インドの神の一族。後にはインドラ神(帝釈天)など天上の神々に戦いを挑む悪神とされる。仏教では天竜八部衆の一として仏法の守護神と…

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吉本隆明の行方

つい最近、テレビで<吉本隆明>を取り上げていた。 吉本隆明に関しては、ウィキペデアや糸井重里がやっているニコニコ新聞に結構詳しく書いているので、そちらに譲る。 亡くなったのが、2012年。 現代日本で、彼ほど取り上げられたり語られたりする詩人・思想家はいないと思う。 彼への評価は、著書によっても、取り上げる問題によっても様々で、評価が一定しないと言うところが彼の現在性だと思う…

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本との付き合い・・・「吉本隆明の僕なら言うぞ!」青春文庫

「僕は、最後は特許の事務所に半分アルバイトで勤めたんです。一日おきの勤めでした。 だんだんそこでの給料と、文章を書いてもらう原稿料が同じくらいの額になってきました。そうなってくると、両方ともおろそかになるわけです。 ちょうどそのころ、失敗して2回くらい書類を置き忘れたりしました。外国の特許を翻訳して書類を作るのを家に持ち帰るとき、数カ月おきに続けざまに失くしちゃたんですよ。 それでこれは辞…

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1,890円で吉本隆明

ここ何年だろうか。 安い床屋さんに通っている。 4,000円近い値段で、肩をもんだり、顔にタオルをかけてゆっくりしてもらえるのは、たまにはいいけど正直時間をかけすぎなのだ。 ただ、安い床屋さんは、半年もすると従業員が全員入れ替わっていたりする。 だから、髪を切ってもらうのも大変。その時々にあたる従業員でカットが変わってくる。 だいたい1カ月過ぎでいくのだが、「もう少し短く」とか「全…

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吉本隆明の声と言葉を買う

本の中にCDが入っていて、講演の中からピックアップした部分が収録されている。 いいね~。 まどろっこくして、つっかえ気味で、本とはまた別な魅力がある。 吉本隆明の著作は、他人に説明するのが難しい。 言葉が違うのだ。 例えば、知的な上昇過程は究極には世界のてっぺんまで行くだろうが、それは自然過程に過ぎないという。 問題はそこから庶民の言葉のレベルまで下りていけるかがその知的作業の真価が…

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