『算命学(宿命編)』入門④・・・陰陽五行説と相生・相克関係

木星の法則から、12区分の時間軸が生まれたと書きましたが、それを今度は人間が住み営む地上空間の把握にしていきます。

12ケ月の時間軸に対し、それを干支を使って区分する形にしました。

その前段として、季節です。

                     亥(11月) 子(12月) 丑(1月)・・・北の方向で、冬の季節

  西の方向、秋の季節、・・・申(8月) 酉(9月) 戌(10月)  寅(2月) 卯(3月) 辰(4月)・・・東の方向、春の季節

                     未(7月) 午(6月)  巳(5月)・・・南の方向、夏の季節

上記の図は、季節の時間軸を置いただけでなく、そこに方向性という空間軸を持たせました。干支が月という時間をもっただけでなく、方向性と言う空間性をもったのです。

次に、地上における空間軸の話になります。そのために、陰陽五行説の話がでてきます。

【陰陽五行説】広辞苑・・・古代中国に起源をもつ哲理。一切の万物は陰・陽二気によって生じ、五行中、木・火は陽に、金・水は陰に属し、土はその中間にあるとし、これらの省長によって天地の変異、災祥、人事の吉凶を説明する。

天空で選んだ五つの星が基本です。
木星、火星、土星、金星、水星の5つです。

それを地上では、5元素として、その性質を説明します。
木性(樹木と草・つた)は、それこそ大木や植物のたぐいです。それは火を起こす材料になります。木生⇒火(もくしょうか)という言い方をします。木の性質から火の性質へと変化していく過程が自然の循環と認識されています。
火性(大きくは太陽と小さくは灯火・焚火)は、灰になって土に帰ります。火生⇒土(かしょうど)といいます。
土性(大きくは山岳、小さくは田畑)は、かたまりとなり、その塊が金属を生み出します。土生⇒金(どしょうきん)。
金性(鉄鉱石・刀剣と宝石・貴金属)の存在は鉱山などにありますが、その山間から水が流れ出てきます。金生⇒水(きんしょうすい)といいます。
そして、その水性(大きくは海、大河など、小さくは雨・露・霜など)は木々の植物を育てます。水生⇒木(すいしょうもく)です。

こういう循環の法則が地上では在るという認識です。
(本では、こういう循環の法則の思想が仏教の輪廻に繋がったと書いています。確かに、中国仏教には影響したのかもしれませんが、仏教はもともとインドから伝えられたので、どうかなというのが正直なところです)

上の5元素の中でも書きましたが、それぞれの性質には陰陽が現れます。大きくとか強くとか書いた部分が陽の性質です。小さくとか書いた部分が陰の性質です。これはいい悪いという内容ではありません。

この循環の法則通りに進む分には、すべてが丸く収まっている状態です。五行の相生関係といいます。
それに対して、それぞれの性質が循環通りにいかない場合はギクシャクします。その典型が、相克関係と呼ぶものです。

木克土、土克水、水克火、火克金、金克木。

読み方としては漢文の返り点をつけて読むという方法です。
木克土・・・木の根が大きくなれば、土は崩れます。また古代であれば、木で作った鋤・鍬などで土を耕します。
土克水・・・川をせき止めたり、流れを変えるのは土手や堤防です。
水克火・・・これはそのままで、火の勢いを消すのは水です。
火克金・・・金属を加工するためには火が必要です。火をもって鉄鉱石から金属を取り出します。
金克木・・・木を簡単に切り倒せるのは、金属です。

以上、5元素には、循環と相克関係があることが分かりました。

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