遺書と遺言書

今朝の北海道新聞に、陸上自衛隊北部方面隊では「有事を意識した訓練」として隊員に「家族への手紙」を書かせていたという記事がありました。命令としてです。

これは早い話「遺書」ですね。

遺書は死後のために遺した手紙や文書です。

自衛隊の海外派遣を射程に入れたものだと推測できます。

日本の軍隊は、隊員に死んで来いという命令を作戦として平気でだす伝統をもっていますから不思議ではありません。
軍隊の上層部は戦前の歴史から何も学んでいないんでしょうね。

ところで、遺言書はまた別物です。
どちらというと相続財産の処分を含めた残されるものへのメッセージでしょうか。

遺言と書いて「ゆいごん」と読むか「いごん」と読むかは法律としての適用を意識するかどうかで分かれます。

何度かブログで書きましたが、僕は40代になった頃から遺言書を書きました。
自筆証書遺言です。手書きでの遺言書です。

そして、60歳定年を迎えて最初にしたことが公正証書遺言の作成です。
公証役場というところに出向き(僕は大通りにある役場に行きました)、遺言の内容を話して公正証書を作成してもらいます。

もちろん有料です。
値段は、相続財産に応じて変わりますし、一億に満たない相続財産の場合は加算されます。(なんで相続財産が少ないと作成料金が高くなるのか分かりません。一億もない相続財産でわざわざ作成するなという事でしょうか)
それに証人二人が必要です。それは相続関係人以外の者なので事前に公証役場に頼みました。

当日行くと公証役場から頼まれたアルバイトの証人二人がいて、作成された遺言書をその証人二人とともに公証人が読む内容を確認し、検印?をしてもらいます。
一部は本人に渡され、もう一部は公証役場に半永久的?に保管してもらいます。

相続人が亡くなったら、必要に応じてコピーをもらうことが出来ます。

ただ、遺言書は遺書とは違い、死への覚悟をするものではありません。
あくまで、相続トラブルを避けるための手段です。

僕のように親や子供がいない夫婦の場合、遺言書がないと僕の兄弟姉妹は相続財産の4分の1をもらう権利が発生します。
しかし、遺言書を作成して妻にすべての財産が渡るように書けば、兄弟姉妹には遺留分が発生しないため、相続トラブルを防ぐことができます。

相続トラブルは財産の多寡には関係がないと言われていますので、40代の頃から遺言書を書いていました。

死が予期された時期に来れば何の問題もないのですが、誰も予測できません。

自分一人なら死んだらそれで終わりよとなるのですが、兄弟姉妹の仲があまり良くないのでせめてもの夫のやさしさでしょうか。

それにしても、国に軍に命令されての遺書はまっぴら御免だね。

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