ラベンダさんへ・・・人権と「自由」について

コメントに書かれていた内容があまりに政治的に深いのでコメントでの返信ではどうにも収まらないような気がして、こちらにしました。
僕も政治的な話は嫌いではありませんが、床屋政談のレベルを超えるほどの知識と知見を持っていないので、議論を深めることができるかどうかは約束できません。

あなたの言うイスラエルが「20世紀の植民地国家」だと言う指摘は、分かりそうでよく分からない用語です。
イスラエル建国の歴史を僕が持っている電子辞書(2006年製でしょうか)に入っているブリタニカで調べましたが、確かに古代においてはそこに住んでいた或いは聖典に書かれていたと言う話で、ある時期を見計らっていわば示し合わせて集団で集まり入植地を拡大し、一気呵成に国家を作り上げたということは理解できました。
でも、「植民地」というと、宗主国というのか帝国とか呼ぶべきイギリス・フランスなどの大国があり、その属領としての地域もしくは傀儡国家というものを考えていましたので、イスラエルがそうかといえば違うような気がします。

僕は65歳以上の高齢者なので、日本赤軍がテルアビブ空港で銃を乱射した事件のニュースをリアルタイムで見ています。その時の日本赤軍のメッセージが「シオニストに抵抗するパレスチナ人民への連帯」を表明していたように記憶しています。ですから、シオニストやシオニズムという言葉があることは知っています。
アラファト議長の姿形がなんかカッコよかったと言う感覚の方が強かったですね。

ただ、この時でもイスラエル建国の話をちゃんと調べた記憶はありません。
むしろ高校生の時のクラスメイト(高3のときの転校生)がイスラエルの「キブツ」の話をし、自分はそこに行きたいという話をしていたので、ふ~んという感じで聞いていた記憶はあります。

コメントの内容もイスラエルから今度はアメリカ合衆国建国の話まで飛んだので、ちょっと収拾は難しくなったように思います。
インデアンからの土地の収奪とアフリカからの黒人奴隷輸入、脛にキズのない国家がどこかにあるのかという話まで行きそうです。 
でも、「社会主義国家」もどうも分が悪いようで、理想郷である桃源郷はどこかにあるのかという神仙思想にまで飛ぶ勢いです。

国家という話は僕個人には捉えどころないのない話で、地域コミュニティが寄り集まって合議制国家ができるかという理想形は想像できても、実際の話、僕自身が地域コミュニティに所属している感覚はないので、「社会」は自分の周囲を囲むものという感覚はあってもそれが実体としてどのようなものか説明は難しいですね。
一人称があり、二人称があり、三人称が生まれてようやく「社会」を捉える言葉は確保できても、そこから一挙に「国家」までは見通せません。それが日本語のせいなのかどうか、日常語で政治を語れば語るほど何か安っぽい話に聞こえてしまい、難しい漢字で語らないとそれっぽく聞こえない問題もあります。

人権とか「自由」とかの言葉で思いを代弁してもらうつもりはないのですが、人を大事に扱うとか大切するとかは最初であり最終地点なのでしょうね。
そして、それがなかなか難しい話です。

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この記事へのコメント

  • ラベンダ

    私のもう一つの駄文に真剣に返答してくださり、本当にありがとうございます。
    改めて自分のコメントを見直すと、拡大解釈しすぎなコメントや定義として不適切なコメントも多く、これは批判されても仕方がないとは感じます(汗)。

    日本赤軍については共産主義系組織ということと幾つかの事件の名前以外よく知らなかったので、ましてパレスチナと特には関係しないと思っていましたから今回、意表を突かれました。インターネットもないこの頃からイスラエル政府の政策に知識を持って疑問を持つ日本人がいたのは失礼ですが驚きです。

    「20世紀の植民地国家」という概念について、この言葉の使用が適切なのかというカッパさんの疑問は尤もです。私が言う「植民地国家(植民国家)」というのは、先住民または現地人の意思に基づかずに「他国の政治」と「介入する国の移民」によって建国された文字通り植民地のような独立国家のことでしたが、恐らく私個人が勝手に造語として使っていました。本当にすみません。
    ちなみにこのイスラエルと似たような例として、アメリカの黒人解放奴隷が西アフリカに築いたリベリアという国もあり、やはりこの国もイスラエル同様、現地人との深刻な内戦へと発展していく羽目になります。
    三枚舌外交の責任を取れとまでは今更言いませんが、せめて欧米の政府はパレスチナを独立国として明確に承認し、イスラエル政府の非人道的行為に関して明確に批判しろよとはやはり言いたくなります。この件一つの扱いでも、折角のミャンマー軍事政権批判や中国政府によるウイグル族弾圧批判が、弾圧者側に利用されかねないのに(もうされてるか)。
    まあ人権侵害を全て追求し続けたらそれこそキリがないのかもしれませんが。
    前回といい、欧米諸国についての悪意が先行しすぎてますね(汗)。重ね重ね、すみません。
    2021年06月09日 05:56