歌を英語でエアー

『長崎ぶらぶら節』なかにし礼著、文藝春秋刊。

古賀は感慨深げに首を振った。

「間に合うてよかったですねえ」

「歌の不思議たい。歌は英語でエアー、フランス語でエール、イタリア語でアリア、ドイツ語でアーリア、ポルトガル語でアリア。つまり空気のことたい。歌は目に見えない精霊のごたるもんたい。大気をさ迷うていた長崎ぶらぶら節が今、うったちの胸に中に飛び込んできた。これをこんどうったちが吐きだせば、また誰かの胸の中に入り込む。その誰かが吐きだせば、また誰かの胸に忍びこむ。そうやって歌は永遠に空中に漂いつづける。これが歌の不思議でなくてなんであろう」

古賀十二郎という人は、長崎学という学問の領域を築き上げようとして、愛八という芸妓と連れ立って長崎に古くから伝わる歌を探し回っていた。そして、小浜温泉にいる当年九十四歳という芸者に巡り合うのです。その芸者が覚えていたのが「長崎ぶらぶら節」という歌です。
その「長崎ぶらぶら節」に出会った感慨を古賀が上記のように語ったのですが、エアーが歌の意味を持つとは知らなんだ。

確かに電子辞書で調べると、旋律という意味を出てきます。
エールもアリアも聞いた事があると言えばそうなんですがね。

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