日本人は腸で考える

日本の歴史では列島に住んでいた縄文時代の人々は狩猟採集の生活をしていたために一定の場所にはとどまってはいなかったと教えられていました。定住をするようになったのは稲作文化が入ってきたことで集団で生活することが可能になったというものです。

でも、青森で発掘された三内丸山遺跡をみますと、縄文時代の中期(約5900年~4200年前)でありながら数百人規模の集団生活をしていた形跡が分かっていて、尚且つその場所の中央には祭祀をするような建物が建てられていたようです。

縄文時代でも暖かな気候の時期もあったようで、狩猟採集文化だったから定住をしていなかったと考えるのは弥生式文化=稲作文化=定住生活という図式からの逆算計算でしかないと言えるでしょう。

ところで、いつの頃から日本人の腸は肉食を主体とする欧米人に比べて長いという定説がありましたが、どうも明確な根拠がないようです。
ただ、腸内細菌は人種・民族・食環境によって変化することだけは分かっていますが、その本当のところは今一不明なのです。

例えば、南米やアフリカの原住民の食習慣・食環境である主食がイモである場合でも、何故か原住民の体格は筋肉質で、これが日頃の生活によるものか腸内細菌によるものなのかが分かっていません。

ただ、日本人の腸内細菌の中には、海藻などを分解する細菌が欧米人に比べて多くあるらしく、文化としての和食を支えるものになっていたのではないでしょうか。
人類の発達において脳の大きさが語られますが、人類が肉食を選択することによって脳が大きくなったとテレビ番組で話していました。つまり、草食での腸の働きより肉食の方が消化が早いので、肉食になれば血液が腸に行く量を減らすことができ、その分の栄養を脳の発達に使えるようになったというのです。

腸は臓器からすれば、内臓ではなく外へと直接に繋がっている臓器で、外器だと主張する方もいます。
考えてみれば、食物を入れる口も、いらなくなった残飯などを吐き出す肛門も外と直接に繋がっています。
脳のない生物であるクラゲなどは腸しかありません。
とすると、脳と腸は別々な生き物であり、頭で考えるか腸で捉えるかの違いが僕たち人間の身体の中で日々選択が行われていると言っていいかも知れません。

日本人の食生活はきっと、日本人の腸としての指向性・嗜好性を生んでいるだけでなく思考性まで選んでいるかも知れません。
人が楽しいと感じる「セロトニン」というホルモンは、実は80%近くが腸で作られ、脳では5%しか形成されないとも聞きます。

ということは、調子がいいのは、実は腸の様子がいい、「腸子がいい」が本当の言い方なのではないでしょうか。

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