森の賢者とか、森の神とか言われていますが、名前の中のフクが「福」と通じるというこじ付けみたいなものも大きいかも知れません。
アイヌの民話もフクロウのイメージに一躍買っているのかも知れません。
でも、それは近現代の話であって、江戸時代には違ったイメージがあったようです。
【梟木】(きょうぼく)・・・「梟」は鳥のふくろう。梟は捕らえた獲物を木に突き刺す性質があり、悪鳥、不幸の鳥として嫌われる。そこから、江戸時代にみせしめのために斬罪者の首を世間の人の目に晒すことを梟首(きょうしゅ)といい、晒し首をのせる横木(獄門台)のことを「梟木」と呼ぶようになった。
『こんなにも微妙な日本語』日本語表現能力研究会編、学研より。
まったく正反対のイメージがここにあります。
僕は北海道に住んでいますので、アイヌ民話での森の神としてのフクロウしか思いつきませんが、ご先祖様が武士と言う人たちは、フクロウと聞いて悪鳥・不幸の鳥とイメージするのでしょうか。
この記事へのコメント
ラベンダ
(一応、中国ではフクロウは親を食べる不孝の鳥とされるため、フクロウの首を晒す残酷な風習があったとのことで、同じく晒し首のことを梟首とも言うそうです)