好きでもない人に親切にすると・・・

前に占いのことを書きました。
「好きでもない相手に親切にすると、あとあと面倒なことになる」という内容だったのですが、親切って、好きな人に向ける態度ではないので、占いの文章自体がおかしいなと思いました。
好きな人に向ける態度としては、優しいとかいう風な表現になるので、親切という態度は、本来はあまり親しくはない人にするものです。親切にする場合に、好きか嫌いかの判断で親切はしません。

そんなことを考えているうちに、「親切」という漢字が気になりました。

何故、<接>ではなく<切>なのだろうと。
親切の親は、親しいという字ですが、親とも読みます。

武田鉄矢が親という字は、木に登って子供を見守るところから出来ていると漢字の成り立ちを無視した珍説を披露して悦になっていましたが、漢字は日本文化ではなく中国文化からの借り物です。そこらへんはちゃんとリスペクトしなければなりません。

広辞苑の電子版及び漢字源で調べてみます。
親切を引くと、「親切/深切」とでてきます。意味としては、①深く切なること。痛切。②人情のあついこと。親しくねんごろなこと。思いやりがあり、配慮のゆきとどいていること。

また、「切」も調べてみました。解字では、刃物をぴったりときり口に当ててきること。どうも切るという意味ではなく、むしろぴたりと寄り添う感じのほうでしょうか。
「親」の解字では、ナイフで身を切るように身近に接して見ていること。じかに刺激をうける近しい間がらの意とあります。

親切とは、他人なのに身近な人のように接する態度を言っているのでしょう。それがいつしか愛情に代わって・・・などと言う誤解がないようにと占いではいましめていたのでしょうが、相手がどのように捉えるか感じるのかは、こちら側には全然分かりません。

受け取るよりも多く相手に与えることはあやまちではないのかとD・H・ロレンスの「死んだ男」の主人公は語っています。愛は惜しみなく与うなんでしょうか。

占いが指摘した、親切が相手には愛として受けとめられるとしたら、それは相手の感度の問題のような気がする。その気になれば何だって愛情に変身してしまう。
まあ、それはそれで楽しいし面白い。命短し恋せよ乙女。




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