自分の周りにみえるもの

『戦争という仕事』内山 節著、信濃毎日新聞社刊。

現代は2つの個人主義を生んだといいます。
>ひとつは、自分を観察し、その観察された自分を自分自身で評論し、さらに評論している自分自身をまた自分が観察し評論しているという、どこまでも「自分の対話」をつづける個人主義。そしてもうひとつは、たとえば自分に「目標」を持たせ、この自分だけの目標を達成することが何より大事であり、自分の使命でさえあると思う気持ちをいだくことによって、自分の世界を確立していく個人主義である。

 こうして現代世界は、そのどちらであったとしても、自分のことにしか関心を持てない私たちを生みだしつづけてきた。もちろん私たちはこの構図が持っている嘘っぽさも知っているのである。「目標」をまざしたとしても、自分をみつづけたとしても、そこには虚しく、嘘っぽい世界が拡がっていることを感じている。しかし「弱い自分」しかみえない時代には、それを手放してしまったら、自分を支えているものがなくなり、自分が崩れていくばかりである。今日の個人の社会は、このような姿をみせているのではなかろうか。

それでは著者はそのことの克服をどう提起しているのであろうか。

著者が示しているのは、自然であり、協同である。

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