お前は何者か

道の駅なのかインターチェンジ内のレストランなのかは不確かだけど、そこのレストランがストライキで営業をしていない状況をテレビで紹介していました。
事の発端は料理長(店長だったかも)とオーナーの意見が合わなくてオーナーがその料理長を首にすると言い渡されたことに対し、従業員全体が反対の意志表示としてストライキをしたというものです。

上記の事態はオーナーが他の人に店の権利を売却する形になったのですが、次のオーナーがこの料理長を雇わないと言い出したために再び抗議活動をしているのです。

テレビ番組では、元大蔵官僚で今は大学教授だという岸という人が、「今は四十代の人間は売り手市場なのだから、この店長も従業員を巻き添えにしないで、次の職場で自分の能力を発揮すればいいのだ」と喋っていました。

労働力不足であるというデータを鵜呑みして、ストライキや抗議活動をして他の従業員を巻き添えにしないで次の職場で頑張ればいいのだという主張は、普通に働いたことがある人間からは出てこない言葉です。

いかにも官僚や大学教授が頭の中やデータで考えた「現実」というものではないでしょうか。

ちょうど今読んでいる本の中から気になる部分を掲載します。

『司馬遼太郎と藤沢周平』佐高 信著、光文社刊。
藤沢の言葉です。

《企業はもっと管理をゆるめるべきだと思う。江戸時代の領民をしぼる藩は、よくなかったですよ。ゆるめたらなかなか成績も上がらないのかのかもしれませんけどね。締めてなんぼのものかという気持がわたしにあります。締めて高度成長をとげて、いい月給を出して、社員は中流になった。しかしそれでみんな幸せになったかというと、これは別問題ですね。過労死なんてことを言う。わたしは非人間的なとも思える研修を社員に押しつけて伸びるような会社は好きじゃない》

或いは、「教師は労働者である」と断じて書いた手紙の中でこう述べています。

《その労働者に正当な評価と報酬を堂々と要求してよい。もしも労働者であるという教師に倫理的な不安を感じたり、一段いやしいものと感ずる人があるとすれば、それは労働ーLABOURの何たることを解しないばかりでなく、倫理の何たるかをも理解していない人だろう。働かないものこそ軽蔑されてよい。教師はその生徒を、働くことを喜び、労働を尊敬する人として教育すべきである》

つい最近も、日産を変革して立て直したと称賛されたカルロス・ゴーンが逮捕されました。
カルロス・ゴーンが日産で行ったのは、徹底した下請け孫請けの切り捨てです。
日産が被害者ではありません。
カルロス・ゴーンと替わった経営者も自分の懐を肥やすことしか考えていませんでした。カルロス・ゴーンがミニ化しただけです。

もっともっと労働者は怒らないとダメなんじゃないでしょうか。

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