流鏑馬と太極拳(八段錦)

昨日のテレビです。
日本の流鏑馬に見せられたフランス人が、流鏑馬の流派の所へ弟子入りして1週間か修行するという話です。

その40代のフランス人は小さい頃から乗馬をやっていたようで、馬が襲歩くらいのスピードで走っても上体がぶれずに乗っていられるので、流鏑馬に必要な馬上で手綱を離して弓を射る姿勢はすぐに取れていました。

馬の走るコースはロープや柵で仕切られているので、馬上にいる人間は弓を射ることに集中できると簡単にいうことは出来るのですが、画面を通しても馬のスピードは半端ない感じです。

最初は恐怖心が先に立つのではと思います。

ところで、放送の最後にやっていた流鏑馬のための鍛錬の体操というのが気になりました。

足は肩幅以上に開き(馬上で跨る幅)、中腰で構えて両手をお腹あたりから頭上へと伸ばす動作です。

僕は最近太極拳を習い、同時に本やDVDなども購入して勉強していますが、流鏑馬の体操と似ている動作があります。

まず、立つ姿勢ですが、馬歩と書いてマーブといいます。
馬に跨る姿勢です。つま先は正面を向き、肩幅以上に開きます。

ちなみに、弓歩(ゴンブ―)というのもあります。

太極拳というより、準備体操的な八段錦の中にあります。
DSC02200.JPG
第二段錦 左右開弓似射雕(zuo you kai gong si she diao)
弓を引くように胸を広げて腕を引き伸ばしする。
*この歩型を馬歩という。肩幅の1.5倍から2倍の足幅で、つま先は正面に向ける。高さは体力に応じて加減する。ヒザはつま先より前にでない。尻を後にださない。

DSC02202.JPG
第五段錦 揺頭擺尾去心火(you tou bai wei qu xin huo)
*右腕は伸ばし右ひざが内に入らないように支える。(馬歩の形はかわらないように)

DSC02201.JPG
第七段錦 攅拳怒目増気力(cuan quan nu mu zeng qi li)
拳を打ち出すとき、反対側の肘を下げないように。

流鏑馬の体操に近いのは第二段錦ですが、第五段や第七段のように馬歩の姿勢で中腰になっての鍛錬ということでは有効かもしれません。

動作が似ているイコールなんならかの繋がりがあるとは言えませんが、モンゴルを拠点にヨーロッパまで勢力を伸ばしたジンギスハーンの力が騎馬戦だったことを考えれば、その知恵が後世に伝わる形で日本にももたらされたと考えるのは意味のないことではないと思います。

太極拳や八段錦に馬歩の姿勢が弓歩の姿勢があるのもなにかの痕跡かも知れません。




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