レンタル「なんもしない人」は現代日本の修行僧である

https://twitter.com/morimotoshoji?lang=ja
レンタル「なんもしない人」が矢継ぎ早にテレビで取り上げられています。

僕はいつ見たでしょうか?
とにかく数か月前にテレビで見たのですが、レンタル「なんもしない人」はエリートの道を自ら降りたような方です。
大阪大学の大学院をでて就職をしたけれど、ノルマを求める会社の風土に合わなくて3年でやめたそうです。その後も、いくつかの企業で働いたのですが、結局のところ、自分には「何かをする能力がない」のだと気付いたそうです。

それで始めたのが、レンタル「なんもしない人」なのです。
報酬を求めないのだから、始めたというのも変なのですが、とにかくレンタル業?を始めたのです。
相手から貰うのは、交通費と昼食代程度です。

家には、奥さんと子供がいて、貯金を切り崩しているそうです。

会社や学校になじめなくて引きこもりになるのは分かりますが、「なんもしない」と宣言してあかの他人のそばに行き、数時間を共にするとはなんという勇気でしょうか。

これは現代日本の修行僧です。

山伏たちが、山深くの森にこもって修行する辛さと比べてもそん色がないような気がします。
むしろ、自然に隠れることができない、現代社会のど真ん中に居続けるほうがたくさんのエネルギーを必要とします。

或いは、宮沢賢治が「雨ニモマケズ」という詩で示した理想とする人物像に近いかも知れません。
自分には、「何かをする能力がない」という自覚のもとに、他人の要求と向き合うのは、すごい精神力ではないでしょうか。

彼の存在は、現代日本を変えるものになるような気がします。

この記事へのコメント