親切の涙

今日(5月18日)の道新朝刊の卓上四季は、沖縄の高校生に6万円を貸した埼玉の医師の話です。

テレビでも見たのですが、確かモノレールに乗っていた時に、落ち込んで座っている高校生を見かけ、声を掛けたら、親類の葬儀に参列するために飛行場まで来たが、お金を入れた財布を落としたという話です。

それで、その埼玉の医師は6万円を高校生に渡して、先を急がせたという内容です。
相手の身元や自分のことも充分話さずに別れたらしく、埼玉の医師は職場でそのことを話したら、同僚から「だまされたんだよ」と言われたとか。

ところが、この高校生が地元の新聞で、この医師のことを捜していることを同僚がネットで知って、お互いの連絡を取り合えるようになったのです。

この話、すごい美談に書いていますが、どうなんでしょうか。

まず、自分のことを振り返れば、財布に6万円なんて入れていません。
誘われた飲み会に行く時でさえ、財布は3万~4万円程度、普段は免許証に9千円入れているだけで、財布を持ちませんが、それでも2万円くらいしか入っていません。

困ったようにしている人に声を掛けることはあっても、6万円入りの財布を無くしたと言われても、あげるにしても1万程度でしょうね。

次に問題なのですが、僕なら職場で他人に親切にした話をしないと思います。

この医師は、やっぱりどこかで、騙されたと思っていたような気がします。
この話を誰かにするのは、やっぱり腑に落ちていないからだと思うのです。

電話が来た時に、この医師は涙が止まらなかったと話しています。

自分のことや相手の身元もきちんと聞かずにお金を渡したのなら、もう返ってこないものと考えるのが普通です。涙はお金が戻ってきた喜びではないことは分かりますが、そこには自分の中に芽生えた不信がぬぐえた喜びのような気がします。

もしかしたら、これから財布落としました詐欺が増えるかも知れません。

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