弱い神様をいたわる人々

北海道新聞の朝刊で絵本の紹介をしています。

平取アイヌ協会の木村二三夫さんが書いた絵本で、物語はヒグマの子が母グマやアイヌ民族のエカシ(長老)から「自分より弱いカムイ(神)を大事にすること」などの森のおきてを学び、独り立ちするまでを描いた。

アイヌ民族の考え方に自分の周りの自然や動物を神様だとするものがあります。これは昔の日本人にもあった考え方で仏教が日本に入ってからは自然すべてに仏性があるという言い方になっています。

ただ、明治維新前後から西洋に追いつけ追い越せの姿勢がいつしか強い権威をもった神様が強調されてきたのだと思います。

つまり、自然の中にある弱い神様を思いやる人々の心が置いておかれて、忘れられてきたのです。

アイヌ民族の自然信仰を我々が学ぶことは古代日本人の心を思い起こす作業に繋がる道になるのではないでしょうか。

まさにキツネにだまされる日本人の文化を辿る道です。

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