特別攻撃隊のドラマはもういいだろう・・・ケンジ・ゴトウ氏が殺害されたようだ

ケンジ・ゴトウ氏が殺害された映像がネットに出されたとニュースがありました。

ISが執拗に死刑囚の女性とケンジ・ゴトウ氏との交換を要求したのは、もしかしてヨルダンのパイロットをすでに殺害しているかも知れないとの推測は出てくる。
交渉に応じなければヨルダンのパイロットを処刑すると言っていたのに、ケンジ・ゴトウ氏を殺害したと発表するのは順序がおかしいと思うが、ヨルダン政府と日本の関係をぎくしゃくさせるためにやったのか、パイロットの死を隠し通せなくなって苦し紛れにやったのか分からない。

ただ、これまでのISの捕虜の扱いはやみくもに殺害ばかりしていた訳でないから、交渉の決裂ということなのか?

正直、湯川氏がISに捕まってから、日本政府は本当に動いたのだろうか?

捕虜となっている日本人が確実に2名はいた時点で、安部首相は<イスラム国と闘うためにお金をだす>とぶち上げた。安部首相当人としては、恰好よくぶち上げて気持ちは良かったかもしれないが、捕まっている者を取り戻すためにISとは交渉をしないと言っているんだから、殺してもいいですよとメッセージを送ったことになる。
そんなことは誰の目にも明らかだ。

あと、ISのことだ。
この地域での宗派対立ではISのスンニ派は決して強い力はなく、むしろイラク国を支配しているシーア派の方が残忍であるとあの高遠さんが話していた映像があった。
だからイスラム国地域の人たちは、まだましなスンニ派のISを受け入れていると話なので、我々が見る単純な武装過激集団とは片付けられない状況らしい。


ところで、死刑囚の女性はいわゆる自爆テロの実行犯だ。これは日本の<カミカゼ>を真似たものだ。
それなのに、日本のテレビ番組はいまだに<カミカゼ>のドラマを作り垂れ流そうとする。

<カミカゼ>は戦術でもましてや戦略でもない。ただただ死んでこいという命令だ。
生き残るのは失敗した時だけだ。

2015年の現代社会でも、会社の営業に関してはノルマや必達目標が掲げられている。残業も今日はやりたくありませんと言うことも出来ない。

戦争末期、<カミカゼ>への志願兵が自由に手を挙げたかどうかは、自明のことだ。
また忘れてはいけないのは、戦争期における戦地での餓死者だ。

「実は、対米戦争において戦闘における死者よりもはるかに多かったのは、補給が行われない結果としての太平洋の島々での餓死であった。ガダルカナル島の戦いでも、戦死者1万9200人のうち1万1千人が病死か餓死であった。陸軍戦死者165万人のうち、実に70%が餓死によるものだったともされている。
餓死者を多く出したことは、長期戦を考えていなかった日本軍の兵站軽視の結果であった。昭和六年以降に陸軍大学を卒業した1272名中、兵站を専門とする輺重科(しちょうか)は33名にすぎなかった。」
(持たざる国への道・・・松元崇)

自爆テロを推奨したくないなら、<カミカゼ>の映画やドラマは作るべきではない。

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