鈴木大拙著「日本的霊性」・・・親鸞のことが書かれていて、面喰った

買ってからどのくらい経つのかと、裏ページを見てみたら、1989年4月5日 第18刷発行と書かれていた。18年前だ。もっと若い時に買っていたのかと思ったら、そうでもなかった。

鈴木大拙は、欧米に<日本の禅>を紹介した人と記憶しているけど、年表を見たら、51歳の時に京都・真宗大谷大学の教授になっている。
本の題名から、右翼的な神道思想が書かれているのかと思って読んだら、親鸞をえらく評価していて、なんで!と思ったけど、真宗大谷大学の教授ということで納得もした。

「霊性」という言葉も著者の造語だから説明しにくいのだが、生まれた土地で暮らす民族が本来持つであろう文化の根拠となる精神性とでも呼ぶべきもの。

日本での浄土系仏教文化が、鎌倉時代に一挙に花開いたのは、インド・中国・朝鮮半島と渡ってきた仏教を、日本的に咀嚼できたということではなく、もともとあった<日本的霊性>が熟成されて農民・武士の働きとともに、鎌倉時代に完成したということを書いています。
他力本願から、絶対他力まで導いた親鸞を、日本的霊性の具現者と言っています。
また、「妙好人」のこともページを割いて書いています。日本的霊性の熟成度を、知識も学識もない庶民を例に紹介しているのです。

読んでどうだったかと聞かれたら、「親鸞を評価していたことは読めたけど、<日本的霊性>の部分はさっぱりわからない」と答えるだろう。

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